2014年6月22日日曜日

考察 ピックアップフェンスは有りか無しか その③

前回までのエントリー

ピックアップフェンスは有りか無しか その①


という事で最終章です。

その①では良い音を出す方法
その②ではジャンルに適合した奏法
という風にまとめてきました。

まず結論から言うと自分には必要無いと言う事です。

それはフェンスがあるが故のデメリットが自分に取って大きなダメージを受けるからです。
自分が感じるピックアップフェンスのデメリットというのはまず・・・

指弾きの時に邪魔になる
細かいダブルプルやアップダウンがやり難い

という2点です。
僕は人差し指、中指を使ったダブルプルで装飾音符をつけたりするので、その際このフェンスが邪魔になってやり辛くなってしまいます。
また、指弾きの時は人差し指の左側にフェンスが当たり、それが凄く邪魔でストレスに感じます。

ただメリットもあります。
その①でも書いた通り、普段から僕は手を上から下に落とす奏法を使ってますが、フェンスがあると親指に入れる力が少なくて済みます。
ある程度の力で手をフェンスに当てるとその余分な力をフェンスが吸収して、親指へと伝達してくれるので結果的に大きな音に繋がると思います。
余計な力が入れずに大きな音を出すというのを考えるとかなり理にかなったアイテムでは無いかと思いますね。

フェンスが邪魔に感じる方が大きい音を出す為には、まず親指がヒットするまでのスピードを速くする事と、親指が弦にヒットした直後、すぐに振り抜く事を意識する、という点でしょうか。
そういったロジックがしっかりしていれば、フェンス無しでも大きい音が出せると思います。

ただ、今は一言でフェンスと言っても色々あって、通常の幅広タイプの物からかなり細めに作られてる物や、変形タイプのものまで多種多彩になってきてます。



中でもESP製の変形フェンスは広さもちょうど良くて邪魔にならないよう設計されてるので1度使ってみたいと思っております。

アトリエからは幅が狭めに設計されたタイプのものが出てるので、これぐらいの広さなら指弾きの邪魔にもならないのでは無いでしょうか。

まぁ、フェンスがある位置で指弾きをするプレイヤーには絶対不向きですが、ネックエンドよりでトーン調整をしながら演奏するようなタイプの人には向いてるかも。

個人的には少ない力で良い音が出せる事には越した事は無いので、邪魔にならないような物があれば是非使ってみたいと以前から思っております。
まぁでも物があるという所に変わり無いですから、一長一短な部分も否めません。

結論としては演奏性や演奏をする上で少しでもストレスを感じると良い演奏、120%の演奏が出来ないと考えてるので結果的には不要という答えになりますが、どういった考え方なのか、とか目的がしっかりしていれば自ずと選択肢は決まって来ると思います。


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