今回紹介するのは「Kenji Hino in Wonderland」
僕が高校生ぐらいの時でしょうか、ネットでこのアルバムを知り、1曲目の「POPS」を視聴した時に「これわっ!!!!!」と衝撃を受けました。
当時は未だ日本に帰ってこられてすぐぐらいだったのかな、今程日本での認知度が少なかったので、名前は日本人なのに黒人バリのこのプレイは一体何者なのか!?と焦りました(笑)当時はマーカスミラーのアルバム等を好んで聞いていたのですが、正直「マーカスより全然カッコいいやん!!」と思い、一気にハマりましたね。
このアルバムが発売されてから、神戸チキンジョージで日野さんのライブがあると聞いたので1人で足を運びました。
そこで見た本場NYのグルーヴ感、日野さんが発する音のパワー、今まで聞いた事の無いような力強いスラップのトーン、などなど、あまりの感動に会場で涙したのを覚えてます。
その時は日野さんとお話するタイミングが無かったのですが、家に帰った僕は完全に燃え上がり(笑)、普段以上にこのアルバムを聞き込んで、全てのメロディラインをベースで弾けるまでコピーしました。
当時は未だ音楽理論やスケールに明るくなかったのでコピーするのに苦労しましたね(笑)
その後、坂本竜太さんからの紹介もあって日野さんと接点を持つ様になりました。
日野さんの目の前でワンダーランドに収められてる曲を弾けるチャンスもあったりで喜んで頂いたのも覚えてます。
東京に住んでた頃は日野さんのローディーをさせて頂いたり、毎日生で日野さんのプレイを見る事が出来たのも僕の人生において素晴らしい財産の1つです。
日野さんからは音楽の三大要素であるリズム、メロディ、ハーモニーがどれほど重要なものなのか、というのを教わりました。
どれが欠けてもあかんし、どれか1つだけでもダメ。
今の僕には到底追いつけるようなお方では無いですが、ベースプレイに置いて学ぶ所が山ほどあるお方なので今後も積極的に日野さんの作品やプレイを聞いて、盗める所は盗んで行きたいな、と思います。
日野賢二
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