2014年6月4日水曜日

ペンタトニック攻略 フレーズ実践編

ペンタトニック攻略3部作も遂に佳境を迎えました。
前回の内容はコチラ↓↓
ペンタトニック攻略 ポジション編
ペンタトニック攻略 練習編

さて、マイナーペンタのポジションを頭に叩き込んだ後は実際にペンタトニックのみを使ってフレーズを作ってみます。
今回はベースソロアドリブソロをするにあたってのフレーズ作りとなってますので、ここで紹介するフレーズをリックとしてストックしておいて、自分なりに音の順番を変えてみたりすると面白いと思います。
*譜面は全てクリックで拡大が出来ます
*今回も全てAのマイナーペンタトニックを使用


音源






Ex.1

全体的に前回やった4弦5フレットから始まるローポジション内の音のみ使ったフレージングになってます。
2小節目の16分音符の所は速弾きをする時によく使うフレーズで音の強弱を意識して弾くとカッコ良く聞こえます。
運指的にキツければ、1小節目の8フレットC音は3弦3フレットに置き換えてもOK。


Ex.2



少しポジションをばらけさしたフレージング。
音源の通り、左手のトリル等を入れるとより唄い易くなりますね。
3小節目に一気にハイポジションに上り、フレージングに起承転結をもたらしてみました。


Ex.3


Ex.1とはうって変わって全てハイポジションで弾いた場合。
特に1小節目のフレーズはソロ入りや、一旦ソロが落ち着いてから盛り上がる雰囲気を出す時なんかに使えるフレーズ。


ラストのソロ
これに関しては全3回に渡ってお届けした内容を全てソロに反映してみた例となってます。
ロー、ハイポジション両方とも使い、今回やったフレーズ、リックなんかもちょいちょい入ってますね。
一応、ペンタトニックだけ使うという縛りで演奏していますので、ペンタトニックだけだとこういうサウンド、響きになるんだな、ぐらいに思って頂ければと思います。


〜総まとめ〜
ペンタトニック攻略というタイトルで全3回に渡ってお送りしてきましたがいかがだったでしょうか??
ペンタトニックという言葉はよく聞くものの、じゃぁ実際どうやって使えば良いのか分からないという事でお悩みの方が、この記事で少しでも解決策が見つかればなと思います。
僕も数年前まではどうやって使ったら良いのか見当も付かない状態でしたが、まずは何と言ってもポジションをしっかりと覚えてスケールが持つサウンドに慣れる、覚えるという事だと思います。
ポジションを覚え、気に入ったフレーズは片っ端からコピーする
そうやってるうちに、町中で流れて来る音楽なんかに耳を傾けると「今のとこはペンタトニックやな」と自然と分かって来るもんです。
それは才能とか耳が良いとか全く関係無いですし、ペンタに限らずどんなスケール、コードにでも同じ事が言えます。

また、今回の音源を聞いて勘の良い方はお気づきかと思いますが、ペンタトニックのみだとちょっと味気ないフレーズになります。
(でも逆に言えばペンタだけでもこれだけ出来るという事です)
ソロっていうのは色々な音を使って演奏していくという方がソロフレーズ自体に起承転結がついて聞いていても演奏していても面白いフレージングになるかと思います。
ペンタトニックを基軸にそこからⅡⅤ化させてペンタ以外のスケールを使えるようにしたり、はたまた平行調のメジャーリック、フレーズを入れてみたり、スケールアウトしてみたり、、、などなど色々手段はありますがそんな小難しい事はどうでも良くて、いかに唄うか表現するか、不器用でも必死にやってる方がカッコいいと思うので羞恥心を捨て丸裸になる事が一番ですね(大袈裟ですがw)

何かと言ってもペンタトニックって有能だと思います。
たった5音しかありませんが、不思議な話で「ありがとう」や「こんにちは」「さようなら」という言葉も全て文字数が5文字
と考えるとペンタトニックという存在は音楽の中ではかなり重要なものなんじゃないかな、と思います。

ご質問等あればコメント欄よりお待ちしております。

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